大自然で生きる野菜から学ぶ「生きるための知恵」
ビタミン、ミネラル、フィトケミカル
「野菜をしっかり食べなさい!」と言われたことはありませんか? しかし同時に、なぜ野菜を食べなければならないのか、ギモンに思ったり、イマイチ納得出来ていない方も多いのではないでしょうか。
そんなモヤモヤに対する答えは、野菜に秘められたパワーにあります。
私たちは暑いところに行くと、暑さから身を守るために水を飲んだり、日陰に移動したり、バテないように食事を摂ってエネルギーチャージをします。
しかし、野菜(植物)はどうでしょうか。
一度その土地に根を下ろしたら、どんなに暑くても移動はできず、その場にいなければなりません。
そんな環境下でも生き抜いて次の子孫を残そうとするパワー、それこそが野菜に秘められた生命力なのです。
すくすくと成長するために、野菜は土から水分やミネラルを栄養としています。
そして、紫外線や害虫から身を守るためにみずから化学物質を作り出します。
それがフィトケミカルと呼ばれるもので、野菜の鮮やかな色や苦味、アクの成分となります。
有名なものを挙げると、トマトのリコピンやベリー系に含まれるアントシアニンなどがあります。
野菜が生きていく為に作り出したフィトケミカルは私たちの人間が食べた時にそのパワーを発揮することが分かってきています。
また、野菜というとビタミンやミネラル、食物繊維は私たちの体内で作ることが出来ないものがほとんどです。そのため、元気なカラダ作りには野菜のチカラを借りる必要があるのです。