自分で育てると食べられる

ニックネーム:ゆうか さん
苦手な野菜:ピーマン
年齢:6歳

子供の通っている幼稚園では、毎年年長さんが自分で野菜を一種類選んで、鉢植えで育てることになっています。5月ごろから夏休みの前まで、毎日自分で水をやって世話をするのです。

オクラ、ピーマン、ナス、トマトから選べたのですが、うちの子供は、ピーマンを選びました。どうしてかと聞くと、「ピーマンが嫌いだから、食べられるようになりたいなと思って」と言いました。

育てている間、○○ちゃんのは、もう花が咲いていたとか、葉っぱがだんだん増えてきたとか、いろいろ報告してくれて、6月ごろには、小さいピーマンが採れ始めました。幼稚園で収穫して、うちに持って帰ってきます。一個だけでしたが、刻んで炒めて、塩昆布で味付けをして、出してみました。

普段なら嫌がって、食べたらおやつを増やすとか、デザートをあげるとか言われないと食べないのですが、自分が育てたものは、喜んで食べていました。自分で作ったものが食卓に並ぶのが誇らしいというのもあるでしょうし、自分の作ったものがどんな味なのか食べてみたいという気になったのだと思います。

夏休みまでに、もう何個かとれて、夏休みには実家に鉢を持っていき、畑に植えかえました。9月ごろまで結構たくさん採れたようです。採れたものを実家から送ってもらったり、スーパーで買ったピーマンを出したときに、嫌な顔をして一切れも食べないとか、よけてしまうということはなくなりました。

教訓:手間をかけて育てたものだと分かると、食べられました。

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