自分の分は、自分で食べる
私は、子供の頃から野菜が嫌いでした。
しかも、特定の野菜が嫌いというより、ほぼ全ての野菜が嫌いでした。食べられる野菜といえば、トマトくらいでした。
野菜を食べないままでは当然体には悪いので、親は私に野菜を食べさせようと毎日お皿に取り分けてノルマを用意してくれました。
思えばこの時嫌々ながらでも、毎日少しですが野菜を食べたことが、後に野菜嫌いをなくすきっかけになったんだと思います。
小学校に入り、苦労したのが給食です。
給食は、バランスを考えて当然野菜がたくさん出てきます。野菜嫌いの私にとっては苦しい毎日でしたが、親に教えられた「自分の分は食べる」という習慣から、給食を残そうとは思いませんでした。
そこで、私がとった方法は、牛乳と一緒に野菜を飲み込む、という方法でした。牛乳だけではなく、時には好きなおかずと一緒に飲み込むこともありました。
ここでも、とにかく残さないように、野菜を食べ切りました。
中学、高校、大学…と野菜嫌いは治りませんでしたが、少しずつでも食べ続けてたかいあって、火を通してあれば大体の野菜は食べれるようになってきました。
大学生になったころには、大嫌いだったサラダなども、ドレッシングをかければどうにか食べれるようになったのです。
本格的に野菜嫌いを克服したと感じたのは、社会人になってからです。
社会人になって、飲み会の席でサラダを取り分けられ、いつものように自分の分を食べ切った時…ふと今まで気になった野菜の匂いや、食感が気にならなくなったのです。
それからは、外食が楽しくなりました。
生まれてから25年近くたちますが、野菜嫌いを克服したのはつい最近です。ですが、徐々によくはなってきています。
それは、やはり慣れだと思います。
少しずつでいいので、諦めず食べ続けましょう。どうしても厳しい時は、何かと併せて食べれるといいと思います。
諦めなければ、いつか野菜は食べれるようになりますよ。