食感と味が苦手だったけど食べれるようになった茄子

ニックネーム:ドナ さん
苦手な野菜:茄子
年齢:12歳

ピーマン大好き、ニンジン大好きな野菜好きな子供だった私。そんな私が苦手な野菜が一つだけありました。それは茄子です。
私の家では母親が好きだった為、和風だしの茄子の煮浸しがよく食卓に並んでいました。
初めて食べた時の衝撃は今でも忘れられません。あの「ぐにゃ」とした他の食べ物では味わえない食感、噛むと出てくる茄子のえぐみ。それ以来茄子が苦手になり、食卓に茄子が並んでも食べなくなりました。
そんな茄子嫌いな私をどうにか克服させようと母が色々な料理を食卓に並べてくれました。
お好み焼きやチャーハンなど色々な料理に茄子を小さく刻んで入れたそうです。そのかいもあり本当に小さな茄子なら食べれるようになりました。
ですが、大きな茄子は一向に食べれませんでした。やはり私の中ではあの食感と味がどうしても苦手で何回か挑戦するも、その味と食感に嫌悪感さえ覚え一切食べなくなりました。
そんなある日母親が珍しく茄子料理を食卓に並べました。ナスを薄めに切った揚げなすの醤油炒めでした。
それは知り合いからアドバイスをもらって作った料理だったそうです。口をつけるのも嫌だったのですが、一回だけでも食べてみてと言われ一口食べてみました。するとあの苦手な食感もなく、味も茄子独特の味がしません。茄子なのに茄子じゃないその料理に驚きました。
どうして食感や味がしないのかを聞くと、我が家で並んでいた和風だしの茄子の煮浸しは茄子がよく汁を吸う為、触感が苦手な子には不向なこと、出来るだけ薄くして焼くと触感が変わるということ、茄子のアク抜きを焼き料理の時はしていなかったが、茄子独特のえぐみがでるのはアク抜きをしていなかった為なのでひと手間だがアク抜きをすること、ただその二点を気をつけただけだそうです。
それから徐々に私は茄子が食べれるようになり、今では好きな野菜の一つです。

教訓:食材は手間と工夫で、どんな料理にもなる。

ページトップへ戻る