あのぐにゅっとした食感の茄子を
ニックネーム:紫 さん
苦手な野菜:茄子
年齢:14歳
最近ではお寿司にはこれをお漬物にしたものがあって、夏場は特に人気です。
もとはと言えば、この野菜が嫌いになったのは、実はこのお漬物だったのです。
小さい頃、あまり茄子の料理をいただいていた記憶はないのですが、
それでもお漬物には茄子がしっかり出されていました。
絵に描くのは野菜の中でも最も好きだった茄子も、食べるともなると、
お漬物のあのぐにゅっとした歯触りが何ともいえず嫌いで、正直、食べると、
全身鳥肌が立つほどいやだったのです。発泡スチロールの擦れる音で鳥肌が立つのに
感覚が似ています。
茄子を見るだけで歯触りがよみがえり、背筋に寒気を感じるように
なっていました。
その茄子、もちろん食べ方が色々あるのですが、親があまり積極的に料理することがなかったせいか、つけ物の印象しかなかった私で、その印象が一変したのは、
あるお店の味噌田楽でした。
お味噌はお味噌汁でお馴染みですし、調味されたお味噌もお豆腐や大根でお馴染み
でしたから、それ自体は何ともなかったのです。
塩辛く歯ごたえの悪い茄子とは異なり、この調味された味噌がのせられた
なすの田楽をいただいた時、こんなにおいしいものがあったのかと思いました。
トロリ、という表現がぴったりのこの料理、これが茄子だとは信じられませんでした。子供のころから、色々な料理を食べることは必要だと今は強く感じます。
料理方法、味付けに寄って食べられない野菜が克服されることがあると思うからです。決まった物ばかり食べない、調理を工夫することで野菜もおいしくいただける
と、茄子克服で思ったのです。
教訓:なめらかにトロリといただいて茄子克服