祖父と祖母との思い出
私は子供の頃、野菜が苦手で母を大変悩ませました。母は料理の料理法などを色々工夫して野菜を私に食べさせようとしたようですが、私はなかなか頑固で食べてくれず、母も困ってしまったそうです。
私が特に嫌いだった野菜は人参とピーマンだったのですが、この野菜は食卓にも並ぶ回数が多い食材なので母もこの野菜は私に食べさせたいと思い、色々手を尽くしたそうです。
母が最初にしたのは、人参やピーマンなどの食材を細かく刻み、他の食材と混ぜて食べさせようとしました。しかし、ただ混ぜただけでは人参やピーマンの味は消えなく私は食べなかったそうです。また、人参やピーマンだけを避けて食べていたとも言っていました。
母が次にしたことは、人参ケーキやお菓子を作ることでした。お菓子にしたら食べてくれると思ったみたいです。母と一緒に人参ケーキを作った思い出があります。人参をすりおろして、ホットケーキミックスの粉と混ぜました。出来上がりは甘い匂いがして美味しそうでしたが、味はやはり人参でした。なので、食べることは出来ませんでした。
私の野菜嫌いは、なかなか直りませんでした。そんなある日、父の実家に行きました。父の実家は農家で主にお米を作っています。また、自分の家で食べる分として野菜も栽培していました。その中に人参やピーマンもありました。私が土になっている野菜を初めて見ると言うと祖父や祖母は人参やピーマンの作り方を丁寧に教えれくれました。初めて土の上になっている人参やピーマンを見て驚いたのを覚えています。その人参とピーマンを自分の手で採って、採った人参とピーマンを母と祖母に料理してもらいました。いつもと変わらない料理なのに、その時は人参やピーマンを残さず食べることできました。人参やピーマンが甘く感じ、とても美味しかったのを覚えています。今では野菜嫌いも直り、野菜を美味しく食べています。