調理法を変えてジャガイモ嫌いを克服

農家である私の実家では大きなジャガイモがたくさん収穫できるので、ジャガイモの煮物がよく登場していました。

でも私はジャガイモを食べると口の中の水分が奪われて、口の中にたまったジャガイモが飲み込めずオエッとなるので苦手でした。
いつも少しだけジャガイモを崩して、汁と混ぜて少しだけ食べておしまいといった感じでした。

ある日、私は友達の家で初めてフライドポテトをごちそうになり、とても美味しかったので母に作ってほしいとねだりました。
その時、母に「本当にジャガイモ食べられるの？」と聞かれて、フライドポテトがジャガイモだということに驚いたことを覚えています。

フライドポテトなら食べられると分かってからは、ジャガイモ料理の時はフライドポテトも併せて作ってくれるようになりました。
フライドポテトならサクッとしていて口の中いっぱいにならず飲み込みやすくて、味も塩味が付いていたので食べやすかったのです。
特に食べやすかったのは細切りのフライドポテトで、厚切りだとやはり飲み込みにくい感じがありました。

余談ですが、私の父は煮物のジャガイモは好きなのに、フライドポテトは苦手です。理由はイマイチ分からないそうです。
調理法ひとつでここまで変わるんだなと驚きました。