プロフィール
1983年千葉県松戸市生まれ。高校卒業後、華学園栄養専門学校に入学。卒業後、栄養士として千葉県内の市立病院に勤務。5年間病院食の献立作成や栄養管理に携わる。’08年より東京都文京区立青柳小学校に勤務。’12年には第7回全国学校給食甲子園にて東京都代表に選出。翌年の第8回大会では参加した2266校の中から全国優勝。同年、文京区学校給食優良校にも指定される。現在の目標は「全校児童全員の食べ残しをゼロにすること」。食べることが、自分のすべてをつくる！
- 食を考えるということは、自分の体のことはもちろん、勉強にも繋がるし、家族とのコミュニケーションにも繋がるわけですから、子どもにとっては良いことばかりですよね。
- 子どもは本当にたくさんの可能性を持っていますよね。でも、ちゃんとした食事をしないと、その可能性もなくなってしまうと思うんです。物事を考える脳も、元気に動き回る体も、その要素をつくってるのは全部「自分が食べたもの」ですから。
今のうちの子どもたちも、今後は中学受験をする子もいるでしょうし、それ以降も高校、大学受験、就職といっぱい壁が待っていると思うんです。でも、たとえ困難な状況になったとしても、食事をおいしく食べられる子なら強くなれるし、自然と幸せにも近づいていくんじゃないかと思っていて。
- 松丸先生の今後の目標は何かありますか？
- 特に大きな何かがあるわけではないんです。ただ、青柳小でやってることを文京区内、東京都内に広めていきたいという気持ちはあります。あとは、子どもたちにいろんなメニューを食べてもらいたいですし、本当にみんなの好き嫌いをなくしたいです。全員が卒業したとき、「嫌いなものがなくなりました！」と言ってもらいたいので（笑）。そのためにも「君たちの人生をつくっているのは食べ物なんだよ」と、食の大切さをたくさん知ってもらえるようにがんばらないと！（笑）
栄養士・松丸さんから、 野菜嫌いのお子様を持つお母さんたちへのアドバイス
