レンコン

美味しいレンコンの選び方

レンコン
蓮の根と書いてレンコンですが、本当は蓮の根では無く地下茎が成長したものです。
ずっと先が見通せる縁起物としても定番のレンコン。さっと熱を通すとサクサクとした食感、しっかり煮るとほっこりとした食感、摩り下ろしてぽんぽんとフライパンに落とすともっちりしたお焼き風の食感にと、調理法で様々な風味を楽しむことができます。
レンコンの原産地はインドで、インドから中国にわたり、2000年以上前に中国から日本に渡ってきたといわれています。奈良時代に書かれた古い本「古事記」や「万葉集」に載っているほど、昔から食べられていたようです。
蓮の実は、松の実やクコの実と同様に健康食品として重宝され、古代中国では皇帝への貢物として用いられていました。

選ぶポイント

  • 穴に変色が無い(黒いと収穫してから時間が経っている)
  • 皮に傷がなくきれい(傷があると傷みが早い)
  • 穴は小さめのもの(穴が小さい方が肉厚でおいしい)
  • レンコンの栄養成分

    ビタミンCを豊富に含みます。ジャガイモ同様でんぷん質を多く含むため、加熱してもあまり減らないことが特徴です。また少量ですが貧血を予防する働きのあるビタミンB6が摂れることが特徴です。
    また、れんこんを切った際のヌルヌルは「ムチン」と呼ばれる成分で、水溶性食物繊維の一種です。
    ムチンは胃腸の粘膜を保護や、消化の促進、便秘解消にも役立ちます。

    レンコンの保存方法

    節があるものは、ぬれ新聞に包みポリ袋へ入れて冷蔵庫で保存します。1週間程度は日持ちします。切ってある状態のものは日持ちがしないので、ラップに包み冷蔵庫へ。1~2日で使い切るようにしましょう。
    余ってしまったらすいとんがおすすめ。小麦粉に水代わりに摩り下ろしたレンコンを加えてこねます。味噌汁やしょうゆだし汁などに落として煮ます。浮いてきたら出来上がり。小麦粉のすいとんよりもモチモチしており、また細かいレンコンのシャリシャリとした食感もする美味しいすいとんになります。
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