美味しい野菜の選び方

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せっかく野菜を食べるなら、おいしくて栄養がギュッと詰まったものを選びたい・・・
野菜を選ぶ際に役立つ、ちょっとしたコツをお伝えします。

①乾燥具合

野菜の鮮度を表す大きな指標の一つが「鮮度」です。
水菜やほうれん草などの葉物は葉先までぴんと伸びていることが見極めのポイントです。
キャベツやブロッコリーなどの茎が太いものや芯がしっかりしているものは切り口に注目。
ここが割れていると乾燥して水分が抜けている、つまり鮮度があまり良くないことを表します。
ピーマン、パプリカ、茄子などの表面に艶があるものは「しわ」がないことが新鮮な証拠です。
さつま芋や大根、ニンジンなどの根菜類は割れがないかを確認しましょう。

②野菜の栄養状態

野菜自身の栄養価がどのくらいあるかを見るためには、「色」が大きなポイントとなります。
ほうれん草、かぼちゃ、トマトなどのいわゆる「緑黄色野菜」は色が鮮やかで濃いものを選びましょう。
野菜の色素成分には抗酸化作用のあるものが多く、私たちの体を内側からメンテナンスしてくれる働きがあります。

表:野菜の主な色素成分

フィトケミカル 食材
リコピン トマト、スイカ、グレープフルーツ(ルビー)等
オレンジ カロテン にんじん、かぼちゃ、柿、ほうれん草 等
フラボノイド みかん、玉ねぎ、カリフラワー、蓮根 等
クロロフィル ほうれん草、ブロッコリー、ピーマン、ニラ 等
アントシアニン ブルーベリー、黒豆、紫イモ、茄子、紫キャベツ 等
クロロゲン酸 ごぼう、コーヒー豆 等
イソチオシアネート

硫化アリル

大根、キャベツ

にんにく、玉ねぎ、ラッキョウ等

その他にも大根やさつま芋などの根菜類はひげ根の状態もチェックが必要です。
全体的にひげ根が少なく、表面がつるりとしているものを選びましょう。
ひげ根の本数が多かったり、深かったりするものは、土壌の栄養が少ないために根っこの数を増やして栄養を探したことを表します。

③重さ

美味しくて栄養がギュッと詰まった野菜はしっかりと重量感があるというのが一つの指標になります。(葉物は除く)
冬キャベツや白菜などは、巻きが多くしまっていることが「重さ」につながります。
大根やかぼちゃ、さつまいもは水分量が十分あり新鮮なもの、そして果肉が詰まっているものが「重さ」となって現れてきます。

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